日々

bravado vo Fan

20200313【10】

窓を開けて余韻に浸りながら一日を過ごした。

2020.3.11僕たちは新しいCDを出した。

誰かの光になりたくて「ここで光る」というタイトルにした。

ここで光り続けていることで、見つけてくれるかもしれない、僕のことを見失わないでいてくれるかもしれない。

大切な友人に向けた思いでもある。

 

3.11の京都GROWLYは愛で溢れていた。

hananashiキムラケントの一言

「どこ見ても好きな人しかおらん」

間違いなかった。

大好きな奴らしかいなかった。

 

ナイトサファリ

バンド始める前から照明をさせてもらったり、Ba陸は以前より交流があったり、縁の深いバンド。

Voウケさんの言葉、声は鉛玉のようにまっすぐぼくらの心を撃ち抜く。

鳴り響く轟音、揺れる低音、その中に見える優しさ、心配するな、俺達はここだ、見えるだろ。ついてこい。そう言ってくれてるかのようなライブがとても好きだ。

胸を張ってこの人たちのことを先輩と言える。

このバンドをトップバッターにしたことで空気がしっかりと締まった。間違いなかった。

 

FiSHBORN

出会ったのはつい最近。始めてみたあの日から僕は彼女たちの虜だった。その日中にしたオファーも二つ返事で「出ます」と帰ってきた。最高だ。

彼女たちのライブはとても優しい。安心するんだ。Voこはるの歌声、言葉はスッと胸の底に落ちてくる。最高速度で走っている彼女たちは決して誰も置いていかない。大丈夫、固く手を握って連れて行ってくれる。

僕の背中をとても強く叩いてくれた気がした。

ナイトサファリの熱量に負けない最高のバトンを次に繋いでくれた。

 

hananashi

言わずもがな大好きな奴ら。本当は出演できない予定が皮肉なことにコロナのおかげでVoキムラケントの予定が無くなり出演出来ることになった。愛。一言で愛。京都の同年代として負けたくない存在だし、一緒に戦っていきたい。そんな奴ら。

Drヒロキの書く曲って、とにかく優しいんよ。隣にいてくれる音楽。寄り添ってくれて、優しく抱いてくれる。そんな音楽。

こいつらのライブ見るたびに僕は嫉妬でおかしくなりそうになるんよね。だってずるいんやもん。

FiSHBORNからのバトンを見事にhananashi色に染め上げて投げてくれた。

 

neu

八王子で出会ったバンド。正直あの日対バンの記憶neu以外無いってくらい全部持っていかれた。絶対すぐに関西に呼ぶって決めてた。

Voみなみの表情を見てほしい。一緒に悲しめる音楽と彼女は言った。ステージの上の彼女はどこか悲しげで寂しそうだ。表情、歌詞、メロディすべてが一つになって見る人の心の隅っこをギュッと掴んで離さない。

このバンドはもっと世に出るべきだ。早く戻ってこい。色んなところに一緒に行こう。

会場の雰囲気をまた違うものに変えてくれたのは彼女たちだった。

 

「また、明日。」

bravadoにとってとても大切な奴ら。こいつらは絶対に僕らの前にやってもらうと決めていた。出会って約一年。大切な仲間ができたのはこいつらのおかげやし、新しい世界をみせてくれたのもこいつら。

Voパタリロってとんでもなく臭いことを平気で言うんよね。でもさ、ステージの上でのあいつってどんだけ臭いことを言っててもカッコいいんよ。エゴに近いラブソング。いいやん。愛って言葉が似合うバンド本当に。

ツアーもよろしくな。

僕らに全部の思いを込めてバトンを繋いでくれた。

 

僕たちにとって初めて主役になった日。

大切な曲からはじめよう。

ここでハプニング。2弦が切れた(笑)

笑うしかなかった、大事なときに必ずなんか起きる。

これもまた僕たちの持ち味なのかな。

ナイトサファリのウケさんがギターをかしてくれ、前ちゃんさんも予備のギターを貸してくれた(笑)

「予備あるし弦きるくらいでやれよ!」

愛だなぁ。愛。

ステージから見る仲間の顔。みんなの顔。はじめましての人、いつもの人。大好きな空間。

大丈夫。まだ歌ってていいんだ。僕たちが出来るのは音を止めないこと。ライブハウスってこんなに素敵なんやで。って一人でも多くの人に知ってもらうこと。

僕にとって新しい何かが見えた瞬間だった。

活動開始から2年。友達がなかなか出来なくて満足行く曲もつくれなかった僕たちが、今はこんなに大好きな仲間が出来て、ついてきてくれる人ができた。

まだまだここから。僕たちはここから唄います。

始めよう。

「ここから唄うツアー」大きくなって帰ってくるよ。

 

1.ずっと

2.grow

mc

3.明日なんて

4.Arica.

5.くだらない夜にこんな歌を

6.good-bye

mc

7.光

 

en.ずっと

 

2020.3.11

 

20200303【9】

会えないくらいが丁度いいって
バイバイまたねが聞きたくって
二人でいたい、ただこのままでいたい
痛い日々を越えたって
伝えたいことが増えたんだ
繋いでいたい、ただ君だけと

 

「今だけは側にいさせて」
なんて言えるわけ無いな
君の長い黒い髪を
僕は目で追うだけなんだ

 

今はそれだけで

 

あぁ、今だけは歌わせて
眠れない夜を頼ったりして
全部ネタにしてさ
素晴らしい日々を越え歌いたい

 

あぁ、今だけは願わせて
くだらない夜に駆け出して
無駄話ばっかりしてさ
二人今日々を笑って

 

あぁ、今だけは歌うから
素晴らしい夜を彷徨って
不甲斐ない僕を蹴飛ばしてさ
つまらない日々を越え歌いたい
つまらない日々を越え歌うから

 

あぁ、今だけは願うから
伝えたいことを綴ったりして
くだらない言葉は捨てちゃって
二人今日々を歌って

 

あぁ、今だけは歌わせて
君の事だけ想うから
未完成な言葉でも
素晴らしい日々を越え歌いたい

 

あぁ、今だけは歌うから
歌いたいだけさ

 

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未完成だから見えるもの

君のこともきっとそう

2020117【8】

 

2020年最初の更新。

駆け足に終わった2019年。

どうぞ今年も何卒よろしく。

 

 

正月感も抜けて、それぞれの生活に戻っていく今日この頃。

バタバタしていた街も落ち着きを取り戻し、いつもの日常に戻りつつある。

いつものバイト、いつもの日常。

日々の中に紛れていく。

 

あの子の話でもしようと思う。

大嫌いなあの子の話。

 

出会った日は鮮明に覚えている。

本当にただの友達の友達。

その日に呑みに行って意気投合した。

気づいたらその子は家で寝ていた。

何もなかった。と言ったら嘘になるかもしれない。

ただまた会う口実が欲しくて僕は何もしなかった。

また会いたい。

そんな気持ちでいっぱいだった。

 

僕たちは暇さえ有れば酒を交わし、酒に飲まれを繰り返した。

好きだったんだ。

その子の家に入り浸るようになり、ほとんど同棲してるかのような日々だった。

幸せだった。ただただ幸せだった。

答えを出すのを怖がったんだ。

答えを出せば何かが崩れてしまうかもしれない。

曖昧な関係を続ける意味なんて無かったし、続けてはいけなかった。

一緒に居れなくなることが何より怖かった。

 

いつだったかなそんなあの子の事が嫌いになったのは。

答えを出そうとした僕にした曖昧な返事。

そこから何かが崩れた。

駄目だった。

僕はその返事を聞かなかった事にすることしか出来なかった。

そういう訳にもいかず、僕たちの関係はくずれた。

次第に会わなくなり、次第にあの子は他の人と過ごすようになった。

ただ好きだっただけなんだ。

ごめんね、ただその事が憎くて、辛くて。

 

 

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嫌いなままのあの日を

見えないように隠していた

嫌いなままで居たくて

やめたタバコに日をつけた

 

離してくれない記憶

昨日の話も忘れたのに

割れた画面の中でさえ

きれいに写るあなたのまま

 

それなりの優しさだけ

過ごした部屋に飾らせて

嫌いで居るための理由を

握り締めていたい今は

 

嫌いだなんて言ったあの日の僕は

痛いままでずっと、強がったままで

嫌いだなんて言ったあの日の君と

繋い日々に背を向けながら

 

サヨナラいつか笑えるように

今更何も期待しないよ

曖昧に過ごしていた日々はもう

消えない記憶、癒えない傷が

言えないままでくすんだ日々に

赤い色だけを付けていく

 

それなりの優しさなら

吸い込んだ煙と消えてよ

嫌いで居るための理由が

邪魔になるくらいなら

 

嫌いだなんて言ったあの日の僕は

痛いままでずっと、強がったままで

嫌いだなんて言ったあの日の君と

繋い日々に背を向けながら

 

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Arica.

あの子との関係にピリオドを

そんな歌。

大嫌いなあの子がどうかどうか幸せになりますように。

 

20191222【7】

 

夜 駆ける音

一年を終わろうとする街

そんなに駆け足でどこに行く

 

酒を飲んで忘年をする

笑って酒にも街にも飲まれるサラリーマン

そんなに焦ってどこに行く

そんなにこぞって何を忘れる

 

新しい年の始まりは音を立てながら覗き込んでいる

葉のない木達は寂しいのか否か

寒空に震え街を歩く人は何処へ向かうのか

僕にはわからない、知る理由もない

 

冬が窓を叩いて白い息は空を飛ぶ

手を繋いだ恋人と家族

何処か曇ったこの街の風景は意外と悪くない

僕は好きだ

 

感覚のなくなった指先で打つ文字も

早歩きの帰り道も

一年の終わりを告げる

ただそれだけなのだから

番外編

少し曲の話をしようと思う。

 

bravadoの一枚目の音源「サクラ善戦」について。

 

大学時代軽音部に入り初めてまともにギターを触った。

あの頃は大好きなバンドのスコアを見たり、耳コピを頑張ってみたりとにかく好きな曲たちをコピーしてステージで歌えるのが楽しかった。

もともとライブハウスに出入りして遊んでた僕はいつしかバンドがしたいと思うようになった。

でもそこからが長った。

悪い癖。

口に出して行動するのが怖くて不安を並べて動けずにいた。

ライブハウスで働くようになり「いつバンドはじめるん?」と先輩に口酸っぱく言われてもなお「やりたいんですよ〜」の一点張り。

転機は大学を中退した時。

とある先輩のバンドでサポートギターをすることになった。

もちろんまともに弾けないし中々ステージに立たせてもらえず、練習でもダメ出しされてばかり。

やっとのことで立たせてもらったステージ。

それが最後だった。

 

悔しかったなぁ。

 

これが転機になり僕は以前からバンドメンバーを探してた友人に声をかけ二人でバンドを始めた。

それがbravadoの始まりだった。

そのメンバーは今はもう別の道を歩くことをきめ脱退している。

ありがとう、お前と初めて作った曲今でもやってるよ。

その曲が「ずっと」という曲だ。

 

この曲は僕の後ろ向きな性格、嫌いな過去、全部に向き合うために書いた曲だ。

 

「泣いていたって吐いていたって生きていたんだ。泣き方を覚えて強くなった。」

 

泣いてばかりの日々後ろ向きで何かと言い訳をつけて前に進まなかった過去。

それも全部僕で、いまbravadoで歌うことができている理由。

忘れはしない、いつまでも連れ添っていつか大切な何かを掴むためにこの曲を歌い続けたい。

 

僕は僕でいいし君は君でいい。

全部詰め込んでありったけの声で叫んでほしい。

ずっとずっと自分であるために。

 

 

20191103【6】

10月があっという間に終わった。

10月16日心斎橋火影

最高の友達「また、明日。」の企画だった。

僕の知っている火影とは全く違った雰囲気で

それぞれの思いが入り混じった最高の空間だった。

新曲「光」はこの日初めて披露した。

一度出来上がった歌詞を白紙に戻しこの前日に書き上げた新しい歌詞を歌った。

実はこの数日前に兄弟のようなやつが先に行ってしまったんだ。

僕は彼を歌にすることしかできない。

「曖昧なままの君の声、会いたいな君は今どこへ」

いつかお前に合う日は曖昧でも何でもない真っ直ぐな言葉で会話したいな。

熱を帯びた僕の声僕らの音楽は地下から出ることはなく火影のフロアをただただ最高のものに変えれたとおもう。

「また、明日。」ありがとう。

 

10月23日八王子RIPS

僕らにとって初めての東京遠征。

京都からhananashiと一緒に7人乗りの車を借り機材と6人、膝を丸め東京に向かった。

特にプライベートでも仲良くしていたわけでも無いし対バンも数回しかなく仲がいいなんて言葉は似合わない関係だったが、この車中きっと僕たちは友達になれた。

くだらない話。音楽の話。結局東京の手前まで寝ることもなく辿り着いた。

初めての東京。八王子のバンド。関西人の変な意地。全部がどうでもいいほど温かい場所だった。

結して人が多いわけではないフロア。全く知らないであろう僕らの曲で上がる手。最高の景色に間違いなかった。

朝まで飲んだ酒。必ずまた会おうと話した八王子の友達。この遠征が意味のあるものになって本当に良かった。

 

10月24日新宿SAMURAI

GROWLYの上司でもあった伊藤さんに手伝ってもらい組んだ日。

自分は数日前からの風邪と前日のライブ、打ち上げにより行方不明になった声を探しながらのリハーサルだった。不安のあまり笑うしかできなかった。

ただどうしても自分の声を言葉をここに残して行きたかった。

この東京遠征を発表したときから誰よりも喜んでくれて二日間遠いところから見に来てくれた子がいたんだ。

僕の声で言葉でその子を救えるのであればと、僕は歌った。

その子が流した涙はきっとこれから笑顔に変わるためのものだったと信じたい。

 

二日間の東京遠征を終え狭い車に乗り込んだ僕たちはもうしっかりと友達だった。hananashiとはいつまでも友達でありたいし負けたくないなと思えた二日間だった。

 

10月28日寺田町fireloop

タイミングがあわず3ヶ月弱という期間が空いてしまったfireloop。

どうしても僕はfireloopの安井くんに会いたかった。

この3ヶ月間とても苦しい時期が個人的にあった。

バンドをやる上でのモチベーション、できない曲、最悪なライブ、その時期に一番に話したかった人。

そこをなんとか超えれたこのタイミングで、いまのbravadoをみてもらえてほんとうに良かった。

 

この10月を通して僕はひとつ答えをだしていた。

「音楽は誰も救わない」

いつの日か見たライブ。

大好きだったバンド。

擦り切れるほど聴いたCD。

あのとき僕を救ってくれたのはなんだったのだろう。

それは音楽じゃない。

音楽をする人だったと思う。

だから僕は僕の言葉で、僕の曲で、あなた達を救いたい。寄り添いたい。

そして何よりも自分自身を救いたい。

そう思ったんだ。

 

あんまり長々と書くとまた論点がずれてはちゃめちゃになってしまいそうだからこれくらいにしておこう。

季節の変わり目、肌寒い風、僕の大好きな季節。

またどうかライブハウスで独り言を話している僕に会いに来てほしい。

20191006【5.5】

珍しく乗ったバス

終バスに乗り込む人たち

まばらに空いた席に、少し冷える車内

降りたらかけよう。

今日は話したいどうしても

そんなことを考えているとすぐに最寄りのバス停

そうだ、遠回りして帰ろう

袖を覆っていても冷える夜道

不思議と寒くなかった、「23分36秒」

この一本が終わったら切ろう

まだつないでたかったな